[携帯モード] [URL送信]

銀木犀
ページ:11

「どう?」

「すごい良い!」

真琴ちゃんの
頬は上気している。


「似合ってるね。
 2こめのも
 着てみたら?」

「はいっ」


楼犀は銀紫がくれた
クッキーをかじった。

おいしい!


紅茶の上品な
甘さと香りがする。

銀紫はいつも、
どこからともなく
おいしいお菓子を
見つけてくるのだ。



「わー…
 自分じゃないみた い…」


真琴ちゃんは
カーテンを開けて、

姿見の前でくるりと
回ってみせた。


「うん、
 やっぱり似合う」

「ショートブーツって
 かわいいですね!
 女の子って感じ」


真琴ちゃんは、
また服を着替えはじめる。

[*前へ][次へ#]

11/27ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!