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こねことおおかみ/完結
そんなのいやっ!



がらっ


「あーほらHR始めるぞー。まだ帰るなよお前ら、オレがわざわざ教室まで来てやってるんだから」


いつものようなオレ様発言とともに教室へ入ってきた武下

「あーほら涼宮も都連れて席つけ」

「でもみゃーこさんがタケちゃんの机大好きなんだもん」

「よし、そこでいいからちゃんと聞いとけよ」(猫好き)

「・・・・・・」


凛と自分の対応の違いに納得がいかない馨である。





「んじゃーまずはそれなりにいい連絡からな。夏休み明けは文化祭だ。((ぅおおおおぉおぉぉぉ!!!))
うるさい黙れ。文化祭はクラス対抗の戦争でもある。いいかお前ら、オレは勝ち負けには興味はない。だが見下されるのは気に入らん。よって優勝しなかったら数学の単位は消えたと思え((えぇぇぇええぇぇえーーっ!!))うるさいと言っているだろう」



何を言い出すかと思えば全くいい連絡ではない横暴極まりない内容である。いやいや先生単位は関係ないでしょうよと言いたい1−Cクラス一同(でも言えない)





「文化祭だってよみゃーこさん。何するんだろうね〜」

ゴロゴロ



凛の中学は文化祭ではなく文化発表会というものだった。ステージ上で演劇を見たりする行事だったのでクラスで何かをするのは始めてである。




「まぁ内容は追々決めていくとして文化祭の話はひとまず終わりだ。後で文化祭実行委員決めとけよ。決まらなかったら困るんだ。なぁ田原」

「ってオレにさせる気じゃねぇよな!!?」




「で、次の連絡なんだがー」

無視かよ・・・という馨の叫びも届かず話は進む。


「もう7月に入るしな、時期に夏休みだ。((いえぇええええぇぇぇーーーーぃ))黙らないと文化祭前に単位が消えるぞ。


 ・・・よし、で、夏休み前の大イベント。






 期末テストだ。
 しっかりやれよ。赤点3つで夏休みは消える。補習地獄になるからな。死ぬ気でやれよ。オレはお前らの補習に付き合うほど暇じゃないんだからな。じゃぁHR終わりだ。帰れ帰れ」









武下が出て行った後もクラスはしばらく沈んだままだった。

<*わんにゃん#>

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