こねことおおかみ/完結
2
「そっかぁ、それで凛くんは美術室に行こうとしてたんだね」
「・・・・(コクリ)」
どうやら凛は美術室と真逆に進んでいたらしい。
たまたま通りかかって話を聞いた東雲が美術室へ連れて行ってくれると言ったのでお言葉に甘えることにした凛(なぜなら都のモデルデビュー)
「それより凛くんみたいな可愛い子が一人で校内歩くなんて危ないよ?」
「・・・・?」
「いつもはあの柚羅くんが傍にいるから知らないだろうけど、凛くんを可愛いっていってる奴けっこういるんだから」
「・・・・・」
「ちゃんと恋人に守ってもらわないと」
「・・・・・恋人?」
「柚羅くんだよ。付き合ってるんでしょ?」
「・・・・・・むーくんと・・・こいびと・・・?」
「・・・え、・・・付き合ってないの?いつも一緒で仲良さそうだからてっきりそうだと思ってたんだけど・・・」
「・・・・・」
「そっかー
恋人じゃないんなら遠慮はいらないね」
「え?」
どんっ
がちゃり
「言ったでしょ?
一人じゃ危ないって」
<*わんにゃん#>
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!