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こねことおおかみ/完結
3

「やぁ、凛くん。散歩かい?」


「・・・・・・・」









▽▽▽▽▽




それからというもの、

東雲樹は頻繁に凛の前に姿を現した。


今日のように都と外を散歩していたり、図書室でお昼寝(サボり)していたり

なぜここにいるのが分かったのか不思議に思うくらい
ふらっと現れる東雲

「よくここにくるの?」

「・・・・(コクリ)」

「凛くんは都ちゃんが大好きなんだね」

「・・・・・(コクリ)」

「今日もいい天気だね」

「・・・・(コクリ)」

「凛くんは可愛いね」








完全に東雲ワールド






「僕も実家で猫を飼っているんだよ。」

ある日、そういって都を撫でようとする東雲を
都は勢いよく引っかいた。


「いつっ!」

「あっごめんなさい、大丈夫・・・?」


いつも都は穏やかな性格なのでいきなりのことに凛もオロオロする。都は走って行ってしまった。


「大丈夫、



 それよりやっとしゃべってくれたね、凛君」



そう笑顔で撫でてくる東雲に、凛も次第に慣れていた。

「・・・・・・(いい人?)」














東雲が現れるのは


宗昭がいないときだけだった

<*わんにゃん#>

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あきゅろす。
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