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こねことおおかみ/完結
2


「・・・・・むーくん?」

「・・・・・・」

プリンに夢中になっていた凛はスプーンを咥えたまま頭に載る手の持ち主を見上げた。




宗昭は黙ってひたすら撫でていた。


男がいきなり現れたと思えばなにやら凛を知っているようだった。
まぁ凛の記憶からは削除されていていい気味とは思ったが去り際に凛の頭をさりげなく撫でて行ったのがなんだか無性に気に食わなかった。




「ぇへへー」

「・・・・・・」


甘えたモード中の凛は嬉しそうに宗昭の手に擦り寄ってまたプリンを食べ始めたが
宗昭の心中は穏やかではなかった。







(優男だか爽やかだか知らねぇが・・・





なんかうさんくせえなあの男・・・)














当の凛は既に東雲のことなど記憶にない。



「むーくん、はい。あーん」


「・・・・・・(パク)」

<*わんにゃん#>

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あきゅろす。
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