こねことおおかみ/完結
５
「にゃぁ〜」
「････どうかした？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
ポタッ
ポタッ
「ぇ････」
ポ、ポタッポタ････
「ぁ、･･･あめ････？」
ポタポタポタポタ･････
ザーーー･･････
「あっぅわぁっ！！」
突然スコールのように降り出した雨。
「みゃーーっ」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
「あっみゃーこさんっ！！」
凛は急いで自分の上着を脱ぎ、都が濡れないようにぐるぐると包んでぎゅぅっとおなかに抱き込む。
前かがみにうずくまり、小さな体で都を雨から守ろうとする。
「にゃー」
「ごめんねみゃーこさん、苦しいよね、ごめんねっ･･･」
雨のせいでよりいっそう辺りは暗くなってきている。
ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ･･･
「う？」
ピカッ
ドーーーーーーンっ！！！！
「いっ･･･ぃやだぁぁぁぁぁーーーーっ！！」
轟く雷鳴
(かっかみなり･･･っ！うぅ･･･）
凛は雷恐怖症。この世で一番苦手だったーーーーー
ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ････
「ふぅ･･･ふえぇんっ･･･(えぐえぐ）
む、むーくんっ･･･
ふぇっ (涙ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ)
うぅ･･･っ
たすけてぇ･･･むーくんっ･････!!」
＜*わんにゃん#＞
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