こねことおおかみ/完結
こねこは親猫
「はい、タケちゃんせんせ」
「おう、悪いな」
数学終わり、いつものように数学の教材運びに借り出された馨と凛。(正確にはパシられた馨についてきた凛)
「みゃーん」
「あれれーみゃーこさん。こんなところにいたんだね」
「あぁ、あそこの出窓が日当たりよくてな、お気に入りみたいだぞ」
教室で見かけなかったと思った愛猫はどうやら日向ぼっこ場所を見つけたようだ。出窓に温かそうなブランケットが置かれているのは武下の都溺愛っぷりの現われであろうか。
「みゃーこさんはお昼寝好きだもんねー。誰に似たの〜?」
((間違いなくお前だ))
「お年頃だからあんまり寝てると太っちゃうぞー。」ウニウニ
「ふにゃん」
「まぁ確かに太ったらいろいろ大変だな。つーか都ってお年頃なのか?猫の年頃ってわかんねーけど」
「む。見てよ馨ちゃん。こんなに美人なみゃーこさんだよ?3月で7歳だよねー」
「にゃーん」
「へぇ〜結構年増な姉さんなんだな」
「馨ちゃん失礼しちゃうにゃーん」べしべし
「ちょ、猫パンチすんなよ。明らかにお前の意思だろ」
都の前足で馨を叩く凛。
「へえ、都は7歳なのか。親猫も飼ってるのか?」
「ううん、みゃーこさんはぼくが拾ったんだよ。だからぼくと一緒の誕生日にしたの」
「そうか。いい子だな涼宮。お前が親猫だったのか」
「タケちゃんそれ違う」
「涼宮は早生まれなんだな。それっぽいな」
「それっぽいって・・・・」
「タケちゃんせんせは〜?お年頃〜?」
凛は年頃の意味が分かっているのかいないのか
「あーオレは先月誕生日だったな。まぁ男盛りだろ」
「そうなのー?タケちゃんせんせは男盛りなんだ〜28くらい?」
「いい親猫だな涼宮。正解は32だ」
「タケちゃんて若作r「田原、もっと仕事が欲しいなら素直にそう言えばい」りではなく、とても若々しくてカッコいいです」
「ったくオレを敬う気の無さが駄々漏れだぞ。涼宮を見ろ」
「・・・・・・・・ふぁぃ?」
凛、都と出窓でごろごろ中
どうやって登ったんだ・・・
「タケちゃんせんせ、ぼくが登りたいって言ったんじゃないよ、みゃーこさんだよ。ほんとだよ?」
いやいや。
<*わんにゃん#>
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