こねことおおかみ/完結
3
「凛っ・・・もうエッチした?」←超ストレート
「ほぇ?してないよ」←こっちもストレート
「・・・してないの・・・?」
「うん」
それがどうしたの?なんていうけど。どうかするだろ!あの柚羅だぞ・・・そう、あいつは・・・
凛第一主義者。
ということは・・・あの・・・・・・
「変なこと聞いて悪いと思うけど・・・・凛は嫌だったりするのか?そういうことすんの」
「・・・・・むーくんと?・・・嫌なんかじゃないよ」
「じゃぁ柚羅はそういうことしてこねぇの?」
「うーん、ちゅーとかぎゅーってしてくれるけど・・・ぼくはそれだけでふわふわって幸せーってなるよ?」
あぁ凛くん。それはきっと彼には生き地獄です。
「・・・なぁ凛。俺がこんなこと言ってお前らのことに首をつっこむのも変かもしれないけど、柚羅、我慢してるんじゃないのか?」
「・・・・むーくんが我慢?どうして?」
「好きな人に触りたいのは普通だろ?お前が柚羅に甘えるみたいに。柚羅だってそうだろ(むしろそれどころじゃないだろ)」
「でもぼく、嫌だなんて言った事ないよ」
「・・・でも、嫌じゃないとも言ってないんだろ?」
「・・・・・・・」コクリ
「・・・・凛が、また傷つくんじゃないかって心配してるんだと思う。恐がらせたくないんだろあいつは。
凛が嫌とか、恐いってんならいくらでも待たせりゃいいけどさ。そうじゃないなら、大丈夫だって伝えることも大事だと思うぞ。あいつがお前のことが大事で優しいのは分かるけど、
凛はその優しさに甘えてるだけじゃダメだと思う。そういうことはお前もちゃんと自分で向き合わないといけないんじゃないか」
「・・・・・・そっかぁ」
「・・・まぁ、凛が悪いとか、絶対こうしろってんじゃないからな、そんなことも頭に入れといたほうがいいぞってくらいだぞ。無理だけはするなよ?」
「うん。・・・・ありがと馨ちゃん。やっぱり馨ちゃんだーいすきー」ぎゅむぎゅむ
「あーはいはい、オレも好き」ナデナデ
自分のことを真剣に考えてくれる馨がとっても嬉しかった凛。
「ちょっ・・・柚!やだもー見てあれ。かおるちゃんとスズちゃんがにゃんにゃん戯れてるんですけどーも〜やべぇ」
「あぁ、オレのジャージ着てるとことかな」
「え〜なんか柚変態くさい。俺もかおるちゃんに渡せばよかった〜」
ちぇ〜とかなんとか言いながらバスケ片手ににゃんこたちのいちゃいちゃを眺める(メイン)器用な不良たちであった。
<*わんにゃん#>
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