こねことおおかみ/完結
2
ごくん
「なぁ、凛・・・」
「なーに?」
「その・・・首の・・・(チョンチョン)それって・・・」
「んー?・・・あぁ、これ〜?えへへーむーくんにね、毎日つけてもらうんだよ」
えへへーと頬を染める凛だが馨の頭は只今パニック中である。
まっ・・・毎日だと!そ、そんなに絶倫なのか柚羅っ!というか凛は毎日なんて大丈夫なのか!?バスケもろくに出来ないのに(失礼)こんなちっこい身体で毎晩受け止めているのかっ!!柚羅!鬼畜かおまえはっ!!
「でね〜おはようのちゅーと一緒にむーくんのしるしもつけてもらうんだよー・・・ほら」
「ほらって見せるなっ!・・・てなんだその数はっ!やだ!破廉恥っ!!」
しまえ凛!聞こえた何人かがチラチラ見て頬染めてるだろっ!柚羅にばれたらどうする気だ!あいつらみんな消されるぞ!!
・・・・ん?待て待て。おはようのちゅー・・・は無視して、ということは朝・・・?朝から元気・・・ということはさすがにないよな
「凛、朝はそのしるしとやらをつけてもらうだけか?」
「ん〜?だけって?ちゅーもするよちゅー」
「(いや、恥じらいを持て。というか惚気るな!)そうか、そういうことね、はいはい」
どうやら毎日励んでいるわけではなかったようだ。
いやいや一安心。あらぬ疑いをかけて悪かった柚羅。
お前の理性を称えたいくらいだ。うん。マジで。
・・・・ついでに聞いてもいいかな。いいよね、うん。
「・・・・凛さ、柚羅とはもう・・・その・・・したの?」
「・・・なにをー?」
そんな綺麗なおめめで聞かないでくれ!ものすごく悪いことをしている気分になるだろっ!
「だからほら・・・付き合って結構経つだろ、おまえたち」
「えへへーむーくんねーこの前ごちそう作ってくれたんだよー!3ヶ月記念に!だから僕はプリン作ったの」
あぁまたさり気なく惚気られちまった・・・
というか柚羅は記念日とかちゃんとする奴だったのか・・・意外すぎて逆に笑えないぞ。
・・・て!だめだ。遠まわしだと一生答えにたどり着かないっ!!
腹をくくれオレっ!だれも聞いちゃいないさっ!
<*わんにゃん#>
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