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こねことおおかみ/完結
凛ですよ〜


その後可愛い雑貨屋さんに馨を引っ張り込んだ凛。都にそっくりなネコのストラップを見つけて「馨ちゃん!みゃーこさん見つけたよ!(キラキラ)むーくんとおそろいにしよ〜っと」と言って二つ購入していた。


正直それをつけた宗昭を見たかった馨は止めなかった。





「そんで、ペットショップはどこにあるんだ?」

「・・・・・・ん?」









おいおい、待ってくれ凛くん。そんなおちゃめにこてりと小首を傾げて。まさかとは思うけど当てもなくバスに乗って当てもなく歩いていたのですか・・・?






まぁ予想の範囲内です。



「・・・よし、ナビで検索した。行くぞ、もうちょっと奥みたいだ」


「はぁい」




▽▽▽▽▽



予想通り、


馨と凛は迷子になっていた。


「あれ〜一本前のとこか?」

「(あ、わんこだ)」

「ん〜でもこの路地だと思うんだけど・・・」

「(可愛いなーわんわんっ)」

「ぁ、この先を右だ。よし行くぞ凛(グイグイ)」

「わん!」

「わん?お前ねこなのにわんはダメだぞ。柚羅が悲しがる」

「・・・ん?」







プルルルルル・・・


「あーでんわだ」

「んーだれ」

「ほーーっ!!むーくんっ ピッ

 もしもしむーくんですか〜?こちら凛ですよ〜」

「(可愛い)・・・おぅ、電話出れなくて悪かったな。どうかしたか?」

「あのですね〜みゃーこさんのネコ缶を買ってきて欲しかったんです。でも大丈夫です!自分でお買い物しています〜」

電話に不慣れなのでなぜか丁寧語

「・・・もしかして街にいるのか?」

「そうですよ〜!ね、馨ちゃん」

「そうか、田原も一緒か。今どこにいるんだ?」

「馨ちゃん今ぼくたちどこにいますか〜?」

それは電話に向かって言ってもだめだぞ凛

「ん〜えっと、13番・・・裏路地?だそうです〜」

「なっ!!・・・おい!絶対にそこ動くなよ!んでなにかあったら叫べ!!いいな!





 (おい亮平!!来いっ!

 え〜なんでさ・・・

 凛と馨が13裏にいる!!

 んなっ!死の13裏じゃん!!やべっ


 がたがたっ

 バンっ・・・・・・)」


プップープープー

「・・・・?」

「柚羅なんだって?」


「わかんなーぃ。動くなーでしょ、なにかあったら叫べーでしょ、」

「・・・・・・」

「で、しの13うら?  てなんだろね」


「っ!!・・・死の13裏・・・?」

馨は聞いたことがある。一般人は絶対に立ち入ってはいけない場所があると

その場に足を踏み入れることは
すなわち
二度と無事では帰れない

死の13階段ならぬ



死の13番裏路地



ペットショップ探しに夢中で気がつかなかった

ここが



まさかの






「あっれ〜?かわいこちゃんズみ〜っけ」

<*わんにゃん#>

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