ソウリモノガタリ
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快・不快、好き・嫌い
「これがあらゆる生物を統べる上での基本要素だということを理解する知能があるのだろうか」
ぴんぽん、とインターホンが鳴った。モニターに、玄関先の三人の娘が映し出される。
「はーかーせー!」
アリンの声がした。
「おぉ、来たか。解析は今、だいぶん済んだところだちょん」
返事を返すと、エチルが、結果を聞いてきた。
その隣にいるのが、恐らく新たな仲間。だったか。期待を裏切らないキュートな子だ。
「まぁ上がるんだちょん。込み入った話になるだろうから」
壁につけていた玄関のロックのボタンを、ぽちっ、と押して解除する。
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