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もう一度言う。
コンシューマー計画。
それは、純血の 花たちを『消費』する、家畜化計画だ。
データ化し、数値化し永久保存の後に、他の人類の発展のための贄として捧げるというもの。
ラコひとりじゃあ無理だし、カーユにいたっては聞き分けがよくなかったら単なる非力な根暗ボッチである。ほぼラコの手下であっても自立性は期待しすぎてはならない。
「はああああーっ!? ラコ実質オンリーとか、ムリムリムリィー!」
ラコは、ふわふわしたわかめのような髪をぐしゃぐしゃと掻き回した。
「あぁん! タロウ!!」
もうっ!
と牛みたいに一鳴きしつつ、タロウという付き人を召喚。
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