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代わりはしないのに、何で差がつくか?
そんなの、どうせ、見た目だったり、才能だったりに決まってる。
そう、俺たちと純血の違いは、たったそれだけ!!!
それさえあれば良かったのに。
不公平じゃないか。
カーユは本気でそう考えていた。
遺伝子には逆らえない。血には逆らえない、と。
しかし、この点には矛盾がいくらかあることは、スルーだ。
なによりまず、掃き溜めと呼ぶクラスに居たやつらが、本当にどうにもならないかと言えば、
孤独にならないやつはならないし、才能がなくとも、なんらかで補う人間もいるわけだった。
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