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「
『校長は、間違ったことをしていない。
校長はね、全然、悪くないと思う』
」
「っ……!」
デンシンが目を見開く。
ラコも、開いた口が、塞がらなくなりそうだった。
なんて圧だ。
なんて、なんて、嫌な予感。
逃げたい。
逃げ場はない。
『今の学園』を知る校長が。
今、この場所において――
「そ、んな……そんな――」
ラコの足はがくがくと震え、目に涙が滲み出す。息ができなくなりそうだ。13:14
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