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「うーん。やっぱり、たぶん、目で見ないと人ってわかんないよ」
ツルナは親身になってフィルをはげます。
彼女は恋人に興味がない。しかし、話や波長の合う女子もいなかったのでツルナは貴重な友人だった。
だからこそ重く思われるわけにはいかないし、友人をもう少し広げたいものの、
クラスには居なさそうだし、ネットで絡もうと出てくるのはひたすらに、おっさんだった。
こういうとき、救われる気分になり、甘えそうになる。
「だよね……」
……。
いや、おっさんが悪いわけじゃない。
ただ、世間の目がよくないのだ。
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