びたえあ
30.底が抜けたら返りましょ(7/17)

あ――クラスの小鳥遊君の話は、また今度ね。

 リュートは戸惑ったような目をボクに向けた。 何か、言いたいような、言えないような。


 それで、なにかがキレた。
胸ぐらをつかんで、
ボクは彼にだけ聞こえる距離で囁く。

「ひめの出自が、どこからわかった?

『そこ』に、『居る』ことも当然考えたよな?

おばさんが、急に、ネタギレだかなんだかの話を始めていたのは、

なぜだって思う?」


[*前へ][次へ#]

8/33ページ


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!