びたえあ
30.底が抜けたら返りましょ(7/17)
あ――クラスの小鳥遊君の話は、また今度ね。
リュートは戸惑ったような目をボクに向けた。 何か、言いたいような、言えないような。
それで、なにかがキレた。
胸ぐらをつかんで、
ボクは彼にだけ聞こえる距離で囁く。
「ひめの出自が、どこからわかった?
『そこ』に、『居る』ことも当然考えたよな?
おばさんが、急に、ネタギレだかなんだかの話を始めていたのは、
なぜだって思う?」
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