びたえあ
2 へんなやつ

夢を見ていたと気付いて、我に返る。
何分たったんだろう?

なかなかあがって来ないなぁと思って、ガラス戸の向こうをうかがい見る。
僕は機械をさわるのが苦手だから、なるべく中についてる連絡用のインターホンは使いたくない。

でも……恐る恐る、指を伸ばして壁についてる四角い機械に触れた。

指紋がねとっと張り付く、ひんやりした無機質な感触に顔を歪める。これでお湯のコントロールをしてるし、壊す気はないけど。

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あきゅろす。
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