<来校>ボールが当たるも何かの縁 「あ、あっちに行っちゃった!」 「取りに行こうぜ。また何か壊したら怒られる!」 「そうだね」 3人は急いで蹴鞠を追いかけた。 ポコッ… 「ん?」 「「「あ〜!!」」」 3人が蹴鞠を追い掛けていくと、丁度渡り廊下を通りかかった人に当たってしまった。 3人は慌てて駆けつけたが、またも驚きの声をあげることとなる。 「すいません!ちょっと遊んでいて跳ばしちゃって」 「あ、また君達だったんだ」 「また?…って」 「「「あ〜!!」」」 乱太郎に蹴鞠を手渡してくれたこの人物はまさしく、昼に食堂で会った先輩だった。 「今日はもう授業は終わり?」 「はい。私達放課後は何もないから遊んでいたんです」 そうなんだ、と先輩はうなずく。 「学園長先生とはもうお会いになったんですか?」 「うん」 「用件って何だったんすか?」 「ん?あぁそれは…」 ゴンッ!!! 先輩が言いかけたとき、3人は頭に鈍い痛みを感じた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |