15.上を向いて 15.上を向いて “上を向いて歩こう” 誰かがそんなことを歌っていた気がする。 「上を向いて歩くと、空しか見えないよ」 それでも良いかな 風の強い晴れ渡った青空も良い ――――そうすれば、かわかしてくれる 灰色の雨を降らす空もいいなぁ ――――そうすれば、洗い流してくれる 「決めたよ、私は上を向いていよう」 ずっとずっと、空だけを見ていよう 「…だって、もう他には何もいらないんだ」 何故なら 大切な君が、この手からこぼれ落ちたから 地上にはもう、私が見たいものがないんだ。 でも、空となら顔を合わせていてもいい 君を見ているような気分になるから 私の涙は、君にしかかわかしてもらわないし 私の涙は、君にしか洗い流してもらわないし 私の涙は、君にしか見せないよ 上を向いて歩こう 涙が溢れないように ____ これしか浮かばなかったorz ヤンデレ風味にしようとしてあえなく撃沈 分かりにくいですが、小兵太の独り語りです 単純で純粋で暴君な彼が壊れる感じ =? [戻る] |