* それはタークス副主任のツォン。 先日ザックスと共にバノーラに行ったというタークスだ。 ザックスは今更思い出したように話を変えた。 「そうだツォン!なんとか言ってくれよ、あっちのお姉ちゃんが…」 「アイツなら心配ない」 「え?…あ、あらま」 ザックスは先程の女性を振り返って唖然。 女性はジェネシス・コピーを一掃していたのだ。 ツォンは何も心配していないらしく、レノに近状を聞く。 どうやらミッドガル中にモンスターが放たれているらしい。 他のソルジャー達も駆り出されているとのこと。 「レノ、ルード」 「はいよ、と」 「頼む」 「了解」 ツォンの指示で、レノとルードは他のエリアに向かうようだ。 ナマエは思わずレノを引き止める。 「レノ!」 「ん?」 「服…ありがと」 「あ…あぁ、構わないぞ、と」 ナマエは微笑んで御礼を言った。 レノは一瞬あっけにとられていたが、すぐにいつもの顔に戻った。 あんな笑い方も出来るのか… ザックスが機嫌を損ねたのは言うまでもない。 [*前へ][次へ#] [戻る] |