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それよりも、とセフィロスは話を変えた。
「8番街でもジェネシス・コピーが目撃されたらしい…そっちは片付いたか?」
「うん」
「ならば、その足で8番街に向かえ。そこで合流する」
「分かった」
ピッ
ナマエはケータイをしまうと、8番街に向けて走り出した。
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ビルのエントランスにたどり着くと、悲惨な状態だった。
機械とジェネシス・コピー、神羅兵やソルジャーが混沌と倒れ伏していた。
ナマエはグッと目をつむり、出口へと急ぐ。
これ以上、被害を大きくしないために
これ以上、兄の罪を重くしないために
「セフィロス!」
「早かったな」
ナマエは機械を切り倒しながらセフィロスに駆け寄った。
8番街の被害も甚大で、一般市民までもが巻き込まれていた。
「ザックスを追え。8番街あたりの市民の救助に向かわせた」
「分かった。セフィロスは?」
「俺は5番魔洸炉に行ってくる…連絡するから、後から来い」
セフィロスとナマエは背を向けて走り出した。
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