* ピルルルルル!ピルルルルル! ナマエのケータイが鳴り響く。 それはセフィロスからの着信だった。 「セフィロス?」 「ナマエ、侵入者はジェネシス・コピーだ。これはおそらくホランダーの差し金だな」 セフィロスは現状を的確に連絡してきた。 どうやら彼等の前にジェネシス・コピーが現れたらしい。 それにしても。 ナマエは久々に聞く名前に眉をひそめた。 「それって…兄さんとホランダーが手を組んでるってこと?」 「かもしれん」 ジェネシスとホランダーが手を組んでる… ナマエは何度か、兄達からホランダーという名を聞かされたことがあった。 科学部門の主導権争いで敗れた科学者 おそらく目的は 神羅への復讐 「…兄さんはそんな事に協力してるの?」 「信じたくはないが…」 「信じない。それだけでいい」 「ふ…ヤツと同じ事を言うんだな」 「?」 受話器の向こうからクスクスと笑う声がした。 ナマエはキョトンと受話器を見つめる。 [*前へ][次へ#] [戻る] |