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「何、この機械…!」
ナマエは科学部門のエリアに着いて愕然とした。
わけも分からぬ機械の集団がそこらじゅうを歩き回っている。
研究員達は研究室に立てこもり、まだ被害は大きくないらしい。
しかし放っておけば、じきに破壊されてしまいそうだった。
ナマエは手っ取り早く、辺りにいる機械を片っ端から破壊した。
無機質な音をたてながら、銃口を向ける機械の背後に回り込み、最小限の時間で切り崩す。
ソルジャーには、相手が生き物であろうが鉄の塊であろうが関係ない。
「機械の反乱?…心が芽生えちゃったとか?」
ナマエは軽く冗談を発しながら研究員を救助した。
その頃には、そのエリアにいた機械を全滅させていた。
研究員はそれに首を振った。
「まだ心を持つ機械は造れない」
「じゃあ、この機械は誰かに操られているってこと?」
「あぁ、しかも…この機械は神羅の警備に使われているやつだ。となると」
「…神羅関係者がやってる、そうゆう事?」
「おそらくは」
ナマエは様々に考えを巡らせながら、研究員達とその場を後にした…
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