*
ビーッビーッビーッビーッ!!!
けたたましいサイレンが鳴り響く。
「な…何だッ」
突如、施設のライトが赤く点滅し始めた。
それは緊急事態が発生した事を告げた。
全ての資料及び貴重保存物にシャッターがおりる。
ラザードはパソコンに映し出された緊急放送を素早く読み取った。
「侵入者だ」
「どこに!?」
「ここだ!」
神羅ビルに侵入者が現れたという。
それぞれ緊迫した空気が流れる。
ラザードはすかさず全員に指示を飛ばした。
「セフィロスは社長室、ザックスはエントランスへ。ナマエは科学部門のエリアへ」
「はいッ」
「任せろ!」
3人はすぐさま指令室から走り出て、それぞれの当てられた場所へ急ぐ。
「気ぃつけろよ!」
「そっちこそ!」
ザックスはナマエの肩をポンと叩いてエレベーターに乗り込む。
階段で向かったほうが早いナマエは、ニッと笑い返してその場を後にした。
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