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復讐という名の罪


指令室に戻ると、ラザードは深刻な表情で任務の内容を告げた。




--復讐という名の罪--




「会社は、ジェネシスと配下たち…そしてアンジールの抹殺を決定した」
「それを、俺が!?」

ザックスは思わず声を荒げた。
ナマエは脇の机にもたれるセフィロスを見た。
セフィロスはそれに気づき書類から顔をあげる。

それが神羅のやり方だ

セフィロスの言葉が頭をよぎる。
ラザードは食ってかかるザックスをなだめるように続ける。

「いや、君ではなく神羅軍が投入される」
「んじゃ、俺は?」
「信用されていない」

ザックスは曖昧な表情になる。
セフィロスは補うように理由を告げた。

「ソルジャーの仲間意識が行動を鈍らせる、とな」
「そりゃ、鈍るさ!」

ザックスはぶっきらぼうに答える。
すると、セフィロスは思わぬ事を口にした。

「だから…俺も出る」
「え、…抹殺に?」

不安げなザックスとナマエの顔を見て、セフィロスはフッと微笑んで見せた。

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