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「ザックス、着替え終わった?」
「おう。ついでにマテリア合成許可してもらったぞ!」
「クラス1stの特権なんだね」

ナマエとザックスは新しい服に身を包んで合流し、ソルジャーフロアを闊歩した。
そんなことをすれば勿論、他のソルジャーはすぐに近付いてくる。

「え!お前らクラス1stになったのか?」
「まぁな!」
「うわ、おめでとうございます!」

ソルジャー達は良かったな、と快く彼等を祝福した。
仲間の昇格は、とても喜ばしい事。
いくら口で妬みを言っていても、本当は自分の事のように嬉しいのだ。

「ちくしょう、お前らに先越されたかー」
「あんまり俺等と変わんないだろ。すぐだって」
「言ってくれるぜ」

ガシッとザックスの首に腕をまわして振り回したり、小脇をつついてみたり、ザックスは散々遊ばれた。
そんな様子をナマエやその他は声を押さえることなく笑った。
笑ってんなよ!と助けを求めるザックスの顔にも笑顔が見える。

こんな穏やかな日々が、彼等には必要だった。


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あきゅろす。
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