彼等がいない祝福
――ソルジャークラス1st
アンジール
ジェネシス
この2名を殉職とする
--彼等が居ない祝福--
「おめでとう」
ザックスとナマエは、突然指令室に呼び出された。
そこにはラザードと、セフィロスの2人が待ちかまえていた。
そして、彼の第一声に…2人は何とも言えない表情をする。
「君達は本日付でソルジャークラス1stに昇格だ」
「あれ…あんまり、嬉しくない」
素直には喜べない。
正直な所、ソルジャーの人員不足、そして最近の多忙な関係上、クラス1stが2名抜けたのは相当な痛手だったのだろう。
おそらく、その埋め合わせのようなもので2人は抜擢された…そう思わざるをえなかった。
そして何より
ここまで導いてくれた
『彼等』がいない
「無理もない…色々な事がありすぎた」
ザックスとナマエの様子に、ラザードはすまなそうに眉をさげた。
[次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!