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「…へぇ、セフィロスでも引っ掛かるんだ」

先程の深刻な表情はどこへやら。
ナマエは嬉しそうに笑っていた。

俗にいう『ひざかっくん』

それはどうやらナマエの悪戯らしかった。
そう言えば昔、ジェネシスやアンジールが故郷にいる妹の話をしていた時に言っていた事を思い出した。

『俺には妹が居てな、それが本当に悪戯好きで…よく困らせられたよ』
『ジェネシスはいつもアイツの悪戯に素で引っかかっていたからな』
『アレには誰でも引っかかるさ。アンジールだって引っかかっていたじゃないか』
『まぁな、アイツはしれっとした顔でやってのけるから…回避するのが難しい』

そう言って苦笑いしていた彼等。

俺はナマエの表情を見た。
ナマエは悪戯をする前には全くにおわせなかった表情…悪戯が成功した少年のような表情をしていた。

あぁ…コレが奴らが言っていた、あれか

しかも、それだけでは済まなかった。
ナマエの顔にはしっかりと浮かび上がっているものがあった…

――新しい悪戯のターゲット発見



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あきゅろす。
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