* 「何、すんの!?」 「男女の違いを教えるんだぞ、と」 「ば、馬鹿にすんのも大概に」 「知らない事だぞ、と」 レノは腰のベルトに手をかけようとした… その時 バタァン!! 「…何、やってんだお前等」 「おっと…こりゃ良いタイミングだぞ、と」 リビングのドアがこれでもかというくらいの音をたてて開く。 そこには、何とも言えない表情をしたザックスがいた。 ナマエはホッとしてザックスを見上げた。 「…助かったー…」 「なーんだ残念、あとちょっとだったのに」 するとレノは、ヒョイッとナマエの上から起き上がると、そのままザックスの横を通り過ぎようとした。 しかし、ザックスはそれを許さなかった。 「アンタ、ナマエに何した?」 「あんな事やこんな事、とか?」 「ふざけんな!」 ザックスは勢い良くレノの胸倉を掴みあげた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |