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「…このスカートは何」
ナマエの目には、まずその動きづらそうなスカートが映る。
「何でロング!?」
「素足を出してちゃあぶねぇだろ」
「じゃあこのスリットは!?」
ナマエはバシバシとロングスカートに入る、太股まで届くスリットを指差す。
しかしレノは冷静に対処。
「ロングだと動きにくいから、スリット入れたんだろ」
「何か違う!どう説明したらいいか分かんないけど何か違う!!」
ナマエは頭を抱えてうずくまる。
確かにロングなら素足を出すより良いかもしれない
スリット入れたほうが動きやすいかもしれない
でも何か違う
根本的に間違ってる。
そうゆう便利さは必要だけど方向が違うというか…
「ま、気にすんなって」
「するわ!!」
レノのお気楽さに、ナマエは思わず鳩尾に拳を入れた。
レノは悲鳴を上げる事も出来ずにノックアウト。
ナマエはフン!と鼻息荒く倒れているレノを引きずって、一応ソファに寝かせておいた。
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