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「そうゆうことになるな…それが神羅のやりかただ。覚えておけ」
「理由は、何…」
「そこは、また別に調べる必要があるだろう」
セフィロスはナマエの頭を撫でると、資料室から出ていった。
ナマエはぼうっとセフィロスの背中を見送った。
邪魔になれば削除…
人であろうが国であろうが
それが神羅のやりかた
「全然違う…こんなの…兄さんやアンジールが夢見た場所じゃない」
ナマエはガタンと近くの椅子にもたれかかった。
蛍光灯が光る天井を見上げる。
「兄さん…貴方が神羅を裏切った理由って、いったい」
それは、いつか私が神羅を裏切る時の理由と、同じかもしれない
…それなら、私は貴方を憎まずに済むかもしれない
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「ナマエッ、今までどこにいたんだよ!?」
部屋に帰ると、隣のドアからザックスが勢い良く飛び出してきた。
「ちょっと会社に…調べたいこと、あって」
「…そっか」
ザックスは安心したらしく、ズルッとドアにもたれかかった。
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