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「それより、何を調べているんだ」
「…今回の事態で、神羅はバノーラを…」

セフィロスは心なしか驚いた表情を見せる。
そしてそれはすぐに、悲痛な表情に変わった。

「そうか…」
「でも、分からない…そこまでする必要が」

ナマエはペラペラと手元にある書類を開き続ける。
すると、セフィロスは書類のある点を指さして見せた。

「これを見ろ」
「え?…別に関係ないんじゃ」
「良いから」

「…[μ]-εγλ1979、神羅に対する反乱発生により、南西部ルマンブを壊滅にする
[μ]εγλ-1983、魔洸採掘を拒否した北北東キスキトを制圧。神羅により平定したのち新たな都市を建てる
…コレって、まさか」

ナマエはセフィロスを見上げた。
その瞳には、困惑と失望が窺えた。

「神羅は都合が悪くなったら、人であろうが国であろうが…切り捨てて、存在自体を消してしまう」

セフィロスはナマエの持っている書類を取り上げ、もとある位置に戻してやった。

「じゃあバノーラも…神羅にとって、邪魔になったってこと?」


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