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…そろそろ、覚悟を決めなければならない
泣く前にまだやることがあるのだ
現実と向き合い、真実を探ろう
この人が、そうしているように
「…お疲れ」
ザックスが落ち着き、眠りについた頃、ナマエは静かに部屋を立ち去った。
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『無くなっちまったんだ…神羅はバノーラっていう村自体を、削除した…』
ナマエの頭の中で、その言葉が反芻する。
何故…神羅がそこまでする必要はどこにあったのか
ナマエはおもむろに、神羅ビルに足を向けていた…
「珍しいな、お前が非番に出歩くなんて」
「セフィロス」
ナマエが向かった先は資料室。
山積みの書類をあさりだした。
すると、セフィロスが姿を現した。
「さっき、ザックスが帰ってきた」
「そうらしいな…俺の任務を押し付けてしまって、悪いことをした」
どうやらバノーラの任務は、セフィロスの拒否した任務だったらしい。
ナマエは苦笑して首を振った。
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