灰となる、朽ちるために
ザックスは任務に行った翌日帰ってきた
辛すぎる思いと、困惑する信念
一人で抱えるには多すぎるくらいの
運命を背負って
--灰となる、朽ちるために--
バタン!
ナマエはちょうど非番で、自分の家で過ごしていると隣から激しいドアの開閉音がした。
「ザックスかな」
ナマエは先程起きたばかりで、寝ぼけ眼で玄関に向かう。
コンコン
「おかえり、ザックス?」
ナマエはザックスの家のドアをノックした。しかし、返事はない。
そっとドアノブに手をかける。
カチャ…
「開いてる…」
ドアは鍵がかかっておらず、すんなりと開いた。
ナマエは家にあがってリビングに向かった。
「…ザックス?」
ソファに、人影があった。
それはまさしくザックスで、腕を額に当てて仰向けに横たわっていた。
ナマエはザックスにソッと近寄る。
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