* 「…いい加減どっか行ってってば」 「冷たいねぇ…あ、なぁちょっと付き合えよ」 「は?」 レノはうんざりしているナマエの手を強引に引いた。 ナマエは突然の事に驚いて、そのままついていってしまった。 「えっ何…どこ行くって!?」 「秘密だぞ、と」 ********** 「はい、到着」 「ここ?」 ナマエは見知らぬ店の前にいた。 レノは得意げに笑う。 「此処は神羅がお得意様なんだぞ、と」 なんでも、此処は神羅が特注するものは全て揃えてくれる、兎に角凄い店らしい。 「へー、何でも」 「そ、ただし服限定な」 服だけって それただの服屋… 付け加えられた説明に、ナマエはガクッと項垂れた。 「…で、その服屋に何しに」 「タークスの制服クリーニング。取りに来たんだぞ、と」 うるせぇえええあああ ナマエの堪忍袋の緒が切れかかった。 [*前へ][次へ#] [戻る] |