危険な貴方が忠告
あれから1ヶ月
ザックスはバノーラに向かった。
--危険な貴方が忠告--
「…ザックスがバノーラに?」
「あぁ、知らなかったのか?」
「うん、全然」
ナマエはソルジャーフロアでカンセルと出くわした。
そこで初めてザックスが任務についた事を知らされる。
「バノーラって、ナマエの故郷だろ」
「うん。そういえば、暫く帰ってない」
「…あーそうだ。ザックスにメールしといてやろうか」
「?」
「バカリンゴ。取ってきて貰おうぜ、バノーラの名産だろ?」
カンセルの提案に、ナマエは素直に頷いた。
バカリンゴ…久々に食べていない。
父さんや母さんは…どうしてるかな
「そう言えば、ナマエってあんまり外で遊ばないだろ」
「え…うん。用事ないし、知らないし」
「やっぱりな…よし、じゃあ俺が連れて行ってやるよ」
「いいの?」
「どうせ暇だし、ブラブラしたいし?」
「真似しないでよ」
カンセルは陽気に笑ってみせた。
気分転換も良いか、とナマエも乗り気で、カンセルの後をついていった…
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