[携帯モード] [URL送信]
*


「それより、さっき少し気になったんだけど…」
「何が?」

ナマエは突然、ザックスがテンパっていた時の話題を持ち出した。

「性別は気にしない…とかって言ったよね」
「おう」
「偏見ないし、とか」
「おう」
「…何の話?」
「え?」
「うーん…まさかなぁとは、思ったんだけど」
「え、だって…え?」

すると、セフィロスはクスッと噴き出した。
ザックスにはその理由が分からない。

「な、何だよ…」
「お前…よほど鈍感らしいな」
「は、はぁ!?」

ナマエは不機嫌そうにザックスを見る。
まさか…まさか、とザックスはナマエに向き直った。

「私、男じゃないよ」

本日、ザックスにとって一番衝撃的な知らせでした。

[*前へ][次へ#]

8/9ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!