* ザックスはナマエの家に向かったのだった。 激しいドアノックとインターホン、仕舞には叫びだしたザックスに、ナマエは勢い良くドアを開けてぶつけてやったのだった。 「どうしたの」 「あの…ああの、あれあの、あのなあのさぁ!!」 「あのって何回言うの」 落ち着かせなければ、とナマエはザックスを部屋にとおした。 ザックスは気が気でないらしく、落ち着くなんて無理なようだった。 「そこに座って」 「…おう」 ザックスをソファに座らせると、ナマエはダイニングからココアを持ってきた。 ザックスはそれを勢い良く飲み干す。それなりに話せるようになった頃を見計らって、ナマエは口を開いた。 「それで、急にどうしたの?」 「…単刀直入に聞くぞ」 「う、うん」 「お前とセフィロスって…どうゆう関係?」 「ど、どうゆう関係って…え?」 ザックスのあまりに唐突すぎる質問に、予想していなかったナマエは思わず聞き返してしまった。 「たっ例えば親戚とか…他人とか友達とか…恋人、とか!」 [*前へ][次へ#] [戻る] |