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それはつまり、科学的にモンスターとソルジャーは同じ定義なのだということ。
「気に入らねぇな…」
「そのうち改良されるさ」
ザックスとナマエは顔を見合わせる。おそらく思うところは同じだろう。
ツォンもこればかりは情を垣間見せる言葉を二人にかける。
「ソルジャーはモンスター、ねぇ…」
ミッドガルを走り回って、やっと花売りワゴン作成に必要な材料は集まった。それは以前ザックスに財布の件で世話になったという少年のおかげか、予定よりもスムーズに進んだ。
「エアリス楽しみにてたから、兄ちゃん頑張れよ!」
「おう、任せとけ!」
「姉ちゃん、兄ちゃんがへましないように見ててやってね」
「おう、任せとけ」
「おーいお前等って奴は」
少年とナマエがニヤニヤと視線を送ることに気付いて、ザックスは心外そうに顔をしかめる。そんな彼を見て二人はおかしそうに笑うのだった。
「ちなみに、」
「まだ何かあんのか?」
「兄ちゃんと姉ちゃんは付き合ってんの?」
「おう」
「ッ!?」
思わぬ質問にギクッとナマエが身体を硬直させれば、それを見たザックスはニヤリと口角をまげる。
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