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「そんなはずない…アンジールは、違う!」

セフィロスの発言に、ザックスは意義を唱える。

「アンジールは俺を裏切ったりなんかしない!!…そうだよな、なぁナマエッ」



『俺は…神羅を裏切った』

ナマエの中で、ジェネシスの言葉がこだまする。

「裏切った…」
「ナマエ…?」
「兄さんは神羅を…なら、アンジールは…」

ナマエは震える声でつぶやく。
そして、いまだ倒れているジェネシスの顔をした兵士を見た。
息を引き取っているであろう彼等は、何も教えてはくれない。

「…何が、どうなっているの」
「分からん…兎に角、一旦引き上げるぞ」

セフィロスは冷静な表情で立ち上がり、きびすを返した。
しかしナマエには、その背中に深い悲しみを感じた。

「早く立て。ウータイ戦争だって、まだ終わってはいないんだ」
「…う!」

ナマエは立ち上がろうとしたが、途端にバランスを崩した。

「ナマエ!?」
「力が…入らない」

どうやら極限まで体力を抜き取られてしまっているらしい。


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あきゅろす。
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