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扉を出た所で、またも嫌な気配。
目の前には先程と同じ型の兵器が数台此方に詰め寄るように近付いてきた。
「なんなんの」
「さぁな、変に強いし」
ナマエとザックスは剣を構えて、思い切りそのガードに切りかかる。
思った通り、その性能は以前よりも上がっていた。そう簡単には斬り崩れてはくれないらしく、正面からの攻撃を回避しつつ背後を狙う。
ザンッ
数台の兵器らは煙をあげて機能を停止。これならば教会の中も安全だろう、そう思った矢先だった。
「ザックス、ナマエ」
「ツォン」
いつの間に現れたのか、背後にツォンが立っていた。
「コイツは?」
「新型の自走式兵器だ。モンスターを感知して攻撃する」
ツォンはもはや鉄屑と化したその新型兵器を見やる。
「対ジェネシスコピー兵器として、兵器開発部門がミッドガルに配備したものだ。ミッドガル内のコピー達は、この新型がほぼ排除したそうだ」
「だから頑丈だったのか…」
「ふーん、すげぇな。…って、何で俺達も襲われるんだよ!こいつら、モンスターとソルジャーの区別もつかないのか!?」
「…今の所は」
「ふぅん…」
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