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いつも、そうだった






私はいつも、君に何もしてあげられなかった
どんなに君が苦しんでいても、何も言葉をかけてやれなかった


“そんな私を、君が必要とするわけがない”

『私に彼が必要でも』

『彼に私が必要とは限らないではないか』





そして、私の手は「人殺しの手」
何度も何度も血に濡れて、憎しみや恨み、死を与えた手


『貴様らは間違っている!!』

“ドウシテ私達ヲ殺シタノ”




こんな手で、誰を救うことができる?
こんな私が、誰の支えになることができる?



「私、は…誰も救えない、誰の支えにもなれない!」


私はあの子のように君を癒やすことはできない
私の手は人の命を奪うことしか出来ない


「こんな奴、誰もいらないじゃない!」





そうして、


いつか誰かに面と向かって

「君はいらない子だ」と言われるのが恐くて

そう言われている、ような気がして…











孤独を恐れたばかりに

いつしか彼女は自らを孤独に追いやってしまっていた





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