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その後、数キロ離れた場所でラザード達を見つけたナマエは、共にザックス達との合流点へと向かった。
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「すまない。待たせてしまったね」
「少し邪魔が入って、遅れた」
ナマエ達はザックス達と合流した。
するとナマエは、ザックスが頭から軽く血を流していることに気付いた。
「ザックス、それ」
「あーうん、ちょいまずった。後ろからガーンて」
ザックスはちょいちょいっと血を拭う。
どうやら気を抜いて後ろからやられたらしい。
アンジールが困った奴だ…とため息をついていた。
すると今度はザックスがナマエを見た。
「そうゆうナマエも、血がついてるぞ」
「…あぁ、平気だよ」
「何で!?俺よか全然出血してるだろ」
「よく見なよ」
ナマエは苦笑してザックスを見た。
ザックスは不思議そうにしたが、すぐにそれが何か理解した。
コレは、ナマエの血じゃない…
「斬ったのか?」
「途中ウータイ兵の襲撃にあってね…マリが私達を庇って戦ってくれたんだ」
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