ページ:8 どうしてだ 何故、あの横たわる敵に情けをかけるような事を言うんだ 何故、あの敵を切り捨てた俺を責めるような目で見るんだ それでは、まるで 「…なら、お前は浚われても良かったか」 「え、」 「俺が助けなかったほうが良かったってか…」 すると、ザックスは声を押し殺すように震えるかすかな声を絞り出す。 それにナマエは我に返り、ザックスを見上げた。 「もう…ワケ、わかんねえよ」 そう一言だけ残し、ザックスはナマエをおろして走り去ってしまった。 「ごめん、…ザックス」 君の優しさを、はねつけてしまった 助けてくれたことは事実なのに、なのに私は君を… ナマエは膝を抱えて、うずくまった。もはや、情けなさすぎて涙も湧いてはこない。 「馬鹿だなぁ、私は…」 傍から離れてほしくないと我が儘を言って だけれど、どう彼に歩み寄れば良いかも分からずに あまつさえ、優しい彼を傷付けたのだ… 「私、どうすれば良いの…」 夕陽は、何も答えてはくれない。 _____ ま、まさかの展開… え、何で本格的な喧嘩に進展してしまったんだろう しかも文が酷い、読みにくい!! 突発的に書いていますのでご了承くださいませ…!m(_ _)m [*前へ] [戻る] |