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チン、
エレベーターの上昇が止まり、アルジュノンlevel6の景色が開ける。
すると、


「ホランダー!」


目の前を、やや疲れた様子の見覚えのある男性が走り去った。
そして、それを追うようにザックスの姿も。


「ザックス!」

「あ、ナマエ!?」


すると、ザックスの目の前に数体の機械が現れた。
その先では、ゲートの開閉スイッチにたどり着いたホランダーが不敵に笑う。


「あの先は確か…飛行場!」

「飛行場から逃げるつもりか!?まずい!」


ザックスは走り出そうとするが、現れた機械によって行く手を阻まれる。


「ククク…私を追いかけてばかりでいいのかな?こいつらを止めなければジュノンはいったいどうなるかな?」

「民間人を襲う気か!」


自分達の後ろのゲートの中には民間人が避難している、そのためこの敵を逃がしてしまうとゲートを破壊して民間人を襲ってしまうと言うのだ。
ザックスが苦虫を噛み締めように顔を歪ませれば、ナマエが彼の前に一歩足を踏み出した。

「ザックスはホランダーを追って、コイツらは私が引き受ける」

「!…頼めるか?」

「当たり前でしょ」


ナマエはザックスを横目に、笑ってみせる。それはどこか好戦的な笑みだった。




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