[携帯モード] [URL送信]
近付いてまた離れて





「ソルジャーとしてあるまじき爆睡っぷりだったぞ、と」

「いや、本当に面目ない…」





--近付いてまた離れて--





着替えを済ませたナマエは、まだ乾ききっていない頭をわしゃわしゃとルードにかき回されながらの登場。お母さんかよ、とレノはルードに突っ込みをいれる。

彼等はそのまま急かされるように待機していたヘリに乗り込んだ。


「で、やっと休暇も終わり?」

「あぁ、各地の魔洸炉及び主要都市が何者かに襲撃されているらしい」

「何者かに、って?」

「…目撃情報が確かなら、そいつらはおそらくジェネシスコピーだ」


ピクッと、その言葉にナマエは反応を示す。


「ジェネシスコピーって…まさか」

「まだジェネシスが絡んでるということだ」

「俺達は被害が一番酷いジュノンへすぐ向かう。おそらく奴らの狙いはホランダーだぞ、と」

「ちょ、ちょっと待ってよ!」


次々に話が流れてしまうなか、最も内容を把握しきれていないナマエはそれに静止をかけた。


「ねぇそれって、兄さんは生きてるってことなの?」

「まだ断定は出来ない。何故なら他の要因も多々考えうるからだ」

「兎に角今は、この襲撃の沈静化に努めるのが先決ってことだぞ、と」




[次へ#]

1/8ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!