ページ:9 「ジュノンが何者かの襲撃にあっている。お前も一緒に来てくれ」 「りょーかい」 ザックスはダルそうに肩を回し、歩き去るツォンとシスネの後を追おうとする。 しかし、ふと何かを思い出してビーチを振り返った。 「シスネ!」 「ん?」 「コイツ、ナマエはどうするんだ?」 「この様子だと彼女にもすぐ迎えが来るわ。私達は先にジュノンに向かいましょう」 「…。」 「貴方、寝起きの子を戦場に出すわけにはいかないでしょう?」 「うッ」 「大丈夫、連絡はいれておいたから。ほら急いで」 ザックスは仕方なく、ビーチを後にした… 「そうとうに寝入ってんなぁ、こりゃ」 あれから本当にすぐのこと、 あの騒ぎの中全く目を覚まさなかったナマエのもとに、黒スーツを着込んだレノとルードが現れた。 一向に起きる様子がないため、ルードはナマエを担いでシャワールームへ。 バシャーッ 「ッつ、つめた!!何々…って、ルード?」 そこで冷たい水を浴びて初めて、ナマエはしっかり覚醒したのだった。 「私…そんなに寝てた?」 「爆睡だ」 「あー…なんか、すいません」 「問題ない」 ちなみに、着替えが終わるまでレノは外で待機。 [*前へ] [戻る] |