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「いやぁ、シスネが居てくれて本当に助かったよ」

「あんなのと四六時中一緒に居たら可哀想だものね」


ボフッと柔らかなベッドに身を投げて、ナマエはゴロンと寝そべった。
その隣のベッドには、可笑しそうに笑うシスネが腰掛ける。

考慮の結果、シスネが使っていたワンルームをレノに使わせて、二人部屋はナマエとシスネで使うことになったのだ。


「バカンスと言っても。たまに仕事が入るかもしれないから、私が留守の時は注意しなさいね」

「そこは大丈夫だよ」


さて、何はともあれ
それなりにバカンスを満喫しようではないか。















一方その頃、


「…え、何お前」

「それはこっちの台詞だぞ、と」


お互いに目があった瞬間、ピシリとこめかみに筋が浮かぶ。

まさか、隣の部屋の奴が黒髪ツンツンだったとは


「「何でテメェなんだよ」」


シスネてめぇぇええ!!!!






楽しいバカンスになりそうです


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