* 「神羅を発見!!」 「「!?」」 すると突然、周辺から複数の人影が現れた。 それは巡回および偵察型のウータイ兵。 ナマエは舌打ちして、ラザードを背中にかばう。おしゃべりが過ぎたようだ。 「囲まれたか」 「いえ、これは見回り…せいぜい4〜5人かと」 ナマエは冷静にこの場をどう切り抜けるか思考を巡らせる。 ウータイ兵はざっと見るかぎり10数人。 こちらはナマエとラザード、そして3人の神羅兵のみ。 ナマエは神羅兵に鋭く指示する。 「貴方達はラザード統括の周囲を護衛し、出来る限り遠くへ非難してください!活路を開いたらすぐ走って!」 「「「分かった」」」 ナマエは返事を合図にウータイ兵に斬り込んだ。 「ソルジャーめ…!」 「だったらどうした」 ナマエは冷たくウータイ兵を見据えて、喉元を切り裂く。 ウータイ兵は苦しそうに顔を歪め、地に伏した。 その早業に、周囲は息を呑む。 それは敵に限った事ではなく、神羅兵達も唖然としていた。 しかし、そこにナマエの怒声が響く。 [*前へ][次へ#] [戻る] |