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「なぁ、このあと暇?」

「ううん、まだ仕事が残ってる。一般兵クラスの訓練の指揮をとらないと」

「はぁ-…やっぱりクラス1stって忙しいぞ、と」

「タークスほどでもないけどね」


つまらなそうに顔をしかめるレノに、ナマエは苦笑してアイスティーを飲み干した。
そしてそのまま席を立つ。
レノはおや、と視線を上げた。


「何、もう行くのか?」

「本当は、すぐに昼休みを切り上げなきゃいけなかったんだけどね」


ナマエのさして問題ではなさそうな物言いに、レノはギョッとする。
何せ自分が仕事を終えてカフェテリアに入ってきたのは昼休みの終わり頃だったからだ。


「わ、悪い。別に仕事行ってて良かったんだぞ?、と」

「ん-、まぁ大丈夫だよ」


ナマエは小さく笑ってそれじゃあね、とカフェテリアから足早に出ていった。
レノが呆然とその背中を見送っていると、後ろから咳払いが聞こえる。


「なんか普通逆だよなぁ、この展開」

「私、ナマエが男だったらきっと惚れてるわ」

「てめぇら…」


レノが青筋浮かべて振り向けば、そこにはロッドとシスネのコンビ。

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